当店で実施したクラッチ修理について、実際の作業工程と整備のポイントをまとめました。
Instagramに掲載した整備風景の投稿が多くの閲覧を集めたこともあり、今回はブログでもより詳しく紹介します。
普段お客様が目にすることの少ない作業の裏側を、わかりやすくお伝えします。
真ん中の画像がアップになりますがクラッチの使用限度です



作業の流れ
1. 入庫時の症状
今回ご相談いただいた車両では、加速時にエンジン回転数だけ上がり、車がついてこないという症状が発生していました。
クラッチの摩耗が進むと、このような「滑り」が起きやすくなります。
また、変速時にショックが出る、クラッチペダルの感触が不自然という症状も確認されました。
2. 点検と状態の確認
リフトアップ後、クラッチ周りの状態を確認します。
クラッチディスク、カバー、レリーズベアリングなど、一式の消耗状況を分解しながら点検します。
今回の車両ではディスクの摩耗が進んでおり、クラッチ交換が必要な状態でした。
3. 分解作業
クラッチ修理は、ミッションを車体から降ろす必要があり、時間と技術を要します。
ミッションを外す前に周辺のセンサー、ハーネス、ドライブシャフトなどを丁寧に取り外し、確実に分離できる状態を作ります。
この工程は見た目以上に複雑ですが、当店では経験豊富な整備士が対応し、できる限り効率的かつ安全に作業を進めています。
4. 新品クラッチの組み付け
摩耗していたクラッチディスク一式を取り外し、新品部品に交換します。
取り付け後はセンターの位置出しを行い、ミッションを正確に取り付けていきます。
組み付けの精度が低いと後々トラブルの原因になるため、慎重な作業が求められる工程です。
5. 試運転と最終チェック
交換が完了したら、試運転を行いクラッチのつながり方やペダルフィールを確認します。
変速ショックの解消や、滑りの改善をしっかり検証したうえでお客様へお渡しします。
Instagramで動画でご覧ください☆
今回紹介した作業風景は、Instagramでも一部公開しています。
写真や動画で作業の流れを視覚的にご覧いただけますので、ぜひご確認ください。
Instagramでは、普段の整備風景や点検の様子、作業の裏側などを随時更新しています。
ブログでは書ききれない細かな部分も投稿していますので、フォローいただけると最新情報が受け取れます。
【Instagramはこちら】ハイライトにも作業風景があります★
くるまステーションチェリー刈谷(@cherrykariya)
まとめ
当店では、地域に密着した整備工場として、丁寧な説明と確かな技術力を大切にしています。
クラッチ修理のような重整備も対応可能ですので、気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。




